2015-08-10 ことばの浮かび方 随想・詩 私の頭の中のことは、それ自身が言葉になりたがっているわけではない。 わたしが、それを人に伝えたいから、言葉にする。 だから、それを伝えたい人を、具体的に思い浮かべると、 頭の底に沈んでいる数々の言葉が、空気を含んだように軽くなって、ぷくりと水面に上がってくる。