2015-11-24 人生 随想・詩 思いっきり 現実逃避をしたくなって 電車で2時間をかけて ひとり、墓参りに行った。 手を合わせても、そこには広い空と、緑のにおいと、からすの声 ただただ、しっとりとした時間が流れていた。 現実逃避のつもりでやってきた この場所は、 俺が 最も存在しているべき場所だった。 帰りの電車に乗るときの心の熱は 「いってきます」をいうときの温度より 少しだけ、あたたかかった。