生きる意味について

生きる意味。人間は何のために生きているのか。

こういった問いかけをする人は、どのような答えを探しているんだろう。

生きている人間が、生きている間に行うことのなかに、意味のない「なにか」があって、それを探しているのだろうか。

 

人は何のために遊園地に行くのか。

遊園地には、他の場所にはないものがたくさんある。

ジェットコースター、コーヒーカップ、メリーゴーランド。

独特の楽しい雰囲気もある。

普段は味わえないものがあるから、遊園地に行く。

 

人は何のために海にいくのか。

波の音、広い空、とんびの声、しょっぱい海水。

海でしか経験できないことがあるから、海にいく。

 

人は何のために生きているのか。

太陽をまぶしいと感じ、曇り空を憂鬱に感じる。

綿に触るとふわふわして、針に触ると痛い。

おいしい食べ物があり、まずい食べ物がある。

話しかけてくれる人に出会い、すれ違うだけで終わる人もいる。

家族と出会い、別れる。

 

生きていなければできないことを経験するために、人は生きている。

 

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生きていなければできないことって、なんだろう。

死んだ後でもできることって、なんだろう。

一つだけ、分かっていることがある。

 

死んでしまうと、生きている人に

自分の思いを伝えられなくなる。

 

もちろん、生きている人が、死んでしまった人の思いを汲み取って、想像することはできる。

それでも、生前のように、口を動かし、手を動かし、表情を作って、生きている人に思いを伝えることは、できない。

 

自分の思っていること、感じていること、いいたいこと。

これを、生きている他のみんなに伝えることは、生きている人にしかできない。

今のうちに、伝えた方が良い。