キャンバス
1
色のないあかり灯して 表情のないたましい揺らして
電車ははしる 色のない街をはしる
みんなのため わかっているけど
なんだろうね 胸がいたむよ
何色が足りないんだろう もうわからなくなったよ
それでは 嫌なのに
何色が褒められるんだろう いらないといわれても
それでは 嫌なのに
じぶんをよごして いつかいいこと?
2
色のないあかり映して その目を丸く輝かせて
きみはわらう 色のない街のなかで
みんなのため おんなじなのに
なんだろうね あたたかいよ
何色が足りないんだろう すぐに探したくなったよ
それなら 好きだから
何色を褒めてあげられるだろう ぼくにない色でも
それなら 好きだから
白いキャンバス きっといいこと